オーバー30世代のスクラップ&ビルド
30年間生きてきて、俺にとって時間が最も余る時が来た。
10代は学業・クラブ活動に忙しく、20代は大学~仕事に忙殺され、ときにもう30代。
しかし仕事にも慣れ、時間的精神的余裕が出来てきた俺は自分の人生について考えた。
俺の人生で足りないものはなにか。
学生時代は柔道に明け暮れ、女といえばパットしなかったマネージャーや、他の女子柔道部員。
強さという面では魅力だろうが、体型、性格、どれをとっても魅力的ではない。
仕事といえば、営業の外回りで、会社に戻ってきても事務員のおばちゃんがお茶を持ってきてくれるのが定番。
新人女子社員は成績上位の営業マンが持っていってしまうか、おばちゃんの世間話の相手か。
そう、女性だ。精神的に、肉体的に、満足する麗しい女性が俺の人生では皆無だったのだ。
そこでこの、30代の、やっとこさ人生で自由になった時間を使って、俺は自身をスクラップ&ビルドし、変身を遂げて理想の女性ゲットの道を行くことにした!
作戦としてはこうだ。
まずは作戦遂行に先立つもの、そう、資金調達を行う。
今まで仕事に励んできた貯金もあるが、それはまた別の目的に使うとして、新たに資金ビルドを行っていく。
方法は、知識が少なくとも取り掛かれて、積極的に投資が可能なもの。
まずは株や金・プラチナ関係を考えた。
株は圧倒的に時事センスが必要な事がわかり、金・プラチナは受動的・年単位での保有が基本の長期投資対象だったために、目的とは異なった。
そしてたどり着いたのがバイナリーオプション。
FXと似たこの取引は、短期完結型の投資商品で、FXのように、知識的な部分があまり必要とされない。
また、FXのような負債を負うリスクシステムもないため、セーフティと投資初心者な俺でも可能な投資方法として最適だった。
そういうわけでまずは投資資金の調達を始める。
口座開設やら、チャートの見方やら、理解すれば簡単だが、始めて見る情報に戸惑いながらも、バイナリーオプションを始めることに成功。
結構辛い道のりではあったが、短期間に資金を増やせたという意味ではかなりいい投資先の選択肢だった。
作戦の第二段階としてはバイナリーオプションによる投資運用と並行する感じで行っていく。
いわゆる筋トレだ。
ちょっと調べてみたところ、「筋肉はすべてを解決する」という噂があり、うつ病も、元気の無さも、いいしれない不安も、筋トレで筋肉をつけることですべて吹っ飛ぶというのだ。
もとより筋トレをしていた頃は確かに全く悩みなんて無かったような気がする。
そしてなにより、筋肉は、女性を惹きつける、マスト条件、絶対の美なのだ。
そして、この後続く作戦の準備として、人に見られても恥ずかしくない筋肉を作るという点で、重要なのだ。
すでに俺は30代。20代をピークに下がってきた基礎代謝は、マイボディにその影響を色濃く出している。
俺は柔道をやっていた経験があり、その分食べる量は常人よりも多い傾向にあったからこそ、影響が出るのも早かったと言える。
仕事のストレスで加速的に暴飲暴食、まさに皮下脂肪への投資だった。
若い頃からのファッションもいまいち決まらないという現状にハッとさせられたというのもあってだが、筋トレを再開した。
加圧シャツなども活用しつつ、まずは人に見せれるだけのマッスルを育てることを目標とした。
作戦の第三段階はこれだ。
男性にとっても最近問題になりつつある「ムダ毛」。
美しい筋肉にはあまり見栄えしないであろうムダ毛について、特に濃いヒゲについて、非常に悩ましい気持ちだった。
しかしながら男としてのシンボル的な「青ひげ」はあるアニメに影響され強烈に印象深く焼き付いているという事実もあって、脱毛サロンに投資するかはチョット悩んでいた。
いやしかし、それでもモテたいという欲求は遥かに強く、この後に続く作戦段階を考えれば、通らねばならぬ道だ。
美しい筋肉にはムダ毛のない身体。
これがモテる、ヤレる、という男性の欲望を達成するまさに理想形なのだ。
そして作戦の第四段階に移っていく。
ここは仕上げの段階。そう、最後は魅せる肌を作ることだ。
社会的にも効果と関心の高い男性美容は、いまや一大ブームだ。
どんな女性であれ、やはりまず情報として入ってくるのは外見。見てくれだ。
人格的な部分を重視して内面を鍛えるのも、モテるための大事な投資ではあるが、それ以上に第一印象は相手との距離が縮まる重要な要素なんだ。
そのための作戦なのだ。
メンズ美容をする前にボディを整えたのは、体型や印象から最適な髪型などを見出す美容師を、うまく活用するため。
そしてキメ肌を作るためのメソッドも調べ、基本的に露出する部分と露出しない部分の美容が完全に整うのだ。
ここまで来ると、社会的なマナーとしての男性美容という感覚がついてきて、モテるということに渇望しなくなる自分がいたんだが、それはまた別記。
そして作戦は最終段階へ。
ぶっちゃけもっとも望んでいたのは「誰でも落とせてヤレる俺」という状態だったんだ。
欲望のエンジンは最も理想を叶えるのに必要な要素なのだ。
目標は「タダマン」ではあるが、ここまで作戦を実行してきた手前、女性も同じ美容に費用をかけているという意識が芽生え、セックスへの対価はどうなのかとかいう考えに至ってしまった。
ただしここまで作戦を成功させたという自負と、自分自身が対価になりうる価値を身に着けたことで、非常に前向きに関係を持つことができようになったのは言うまでもないことだ。
5つの作戦を確実に実行していったことで、俺は理想のボディを手に入れることができ、更に将来的な投資術も学ぶことが出来た。
最初は女とヤリたいという正直、成功した今から思えば、不順すぎる動機にちょっと引いてしまう部分もあるが、結果的に安定性と自信をつけることが出来たということは人生においてこれ以上にない素晴らしい経験となったと考えている。
動機も正しく、やり方も正しく、結果も大成功。
こんなのが理想なのかもしれないが、人間のやる気やら、継続できるだけのエネルギーというのは、やっぱり欲望という燃料があってこそのものだと思うようになった。
その中でも特に、良い女性とヤリたいという、直球な性欲が一番燃料としては強い、とう思うようになった。
まら、作戦を実行していく中で、いい意味で考えを巡らせ悩んだりすることは、自分の中で結論を出し、自分のアイデンティティの柱として十二分に将来役に立つということも実感した。
不順な動機でも清純な動機でも、結果的に自分を大きく成長させてくれるだけの経験となったことは、今後の人生で大いに誇れるだろうと思ってる。
実は来年、今の彼女と入籍することになっている。
投資で作った資産もあり、結婚式も良いものになりそうだ。
ちなみにこの彼女は8人目だ。
2年で8人を口説き落としたり落とされたりし、3年同棲で結婚となった。
30代の使える時間を自分への投資に使ったことで、今のこの幸せがあるのだ。
もし今まさに30代で人生の時間を持て余しているとしたら、迷わう自分への投資を行っていってほしい。
動機が何であれ、挑戦することに意味があり、やり方も含めて結果が必ずついてくる。
学校や会社のように、やらされるジョブとは異なり、何をするにも自由で、選択肢の多い30代だからこそ、なんでも初めて見るのが良い。
投資家デビューでも、筋トレデビューでも、風俗デビューでもいいだろう。
それがなんであっても、新しい経験が自分に大きな価値を与えてくれることを知ってほしい。
作戦レポート
つらくきびしいバイナリーオプション
不正な手段であろうともお金は労働の対価であり、きれいきたないは存在しない。
バイナリーオプションは楽して稼げるというわけではないが、実際に短時間に確実な利益を上げている人もいるため、貨幣を稼ぐための楽な逃げ道としては悪くない印象ではある。
一番いいのは労働で確実に貨幣を稼ぎつつ、バイナリーオプションで楽に貨幣を稼ぐことだろうが、なかなかそう簡単には行かず、悪徳なバイナリーオプションの業者を見極める必要もありそうだ。
だらしない身体はいつでも鍛えられる
筋トレをする人のモチベーションは大きく2つに分かれる。筋トレに価値を見出すタイプと、モテるための手段として筋トレをするタイプだ。
俺自身は最初は筋トレに意味を見出していたが、最終的にはモテるための手段という意味合いで筋トレを受け入れていた。ファションを主体にした原動よりも、やはり性欲を原動にした筋トレはモチベーションの力が違う。
加圧シャツや食事ダイエットなどを併用して、無理なく筋トレを続けられる環境で理想のボディを作り上げるのが一番だった。
髭や体毛は「永久に不滅」ではない
男性サロンが注目されつつある現代で、日本ではヒゲの価値は女性的にあまり受け入れられなくなってきている。また、社会的にもヒゲは良いものとはされていない感がある。
また、体毛も外国のそれに習って、大理石のようにツルツルな状態が良いとされている印象もある。かといって、体毛を良しとする女性も少数ながらも居ることは居る。
一方で、昭和のアニメの凛々しい青髭の強烈な印象があり、脱毛すべきか否かについては若干迷いがあったという、なんとももどかしい作戦になった。
メンズ美容は外見を通した社会的配慮である
内面を磨くことよりも、現代では外見を磨くことのほうが重要なように感じる。内面を見てくれる女性は今や少数派となっていると潜在的に感じるのだ。
社会的なマナーとしてのメンズ美容は、女性に対しても、社会的にも重要となってきており、内面の一部を表す最初の外見として評価されるという面を持っている。
メンズ美容を続けることでだらしない自分を矯正し、社会に対する意識を高められるようになるということが、メンズ美容の最大の目的ではないだろうか?
タダマンの曖昧な対象
タダマンというとあまり聞こえは良くないかもしれないが、女性と男性でセックスとお金に関する考えが異なっているためにただマンという言葉があるように思える。
重要なのは金とセックスというテーマで男性が求める無料のセックスは、女性の人格を対価なしに無視したいということで、タダマンを難しくしている要因だ。
タダマンをしたいという考え方をするのであれば、金とセックスについて深く考えることが必要になってくると思い悩むようになった。
参考サイト
ゲキカビンデン
ドロヌマンガー
ウミヘラモモ
ガーリガリエイボン
ウルバンチッチュ